「おやつは体に良くない」は本当?

高齢のご家族が、

  • ご飯はあまり食べないけれど、おやつなら食べる。

そんなことはありませんか?

ご家族としては、

  • おやつばかりで大丈夫かな。
  • きちんと食事を食べてもらった方がいいのでは。

と心配になりますよね。

でも、食欲が落ちている高齢者では、おやつが栄養補給につながることもあります。

三食だけで十分に食べられないことも

高齢になると、一度に食べられる量が少なくなる方もいます。

そのため、三食だけでは、必要なエネルギーやたんぱく質を十分に摂れないことがあります。

そんなときは、おやつを上手に取り入れることで、不足しやすい栄養を補える場合があります。

おすすめのおやつ

例えば、

  • プリン
  • 乳脂肪分を含むアイスクリーム
  • カステラ
  • シュークリーム
  • 肉まん
  • ピザまん

これらは、エネルギーだけでなく、たんぱく質も摂りやすい食品があります。

また、甘酒や乳酸菌飲料なども、飲みやすく栄養補給につながることがあります。

「食べられる時間」に食べることも大切です

食欲が落ちている方では、食事の時間になると食べられなくても、午後のおやつなら食べられることがあります。

「三食にこだわる」よりも、「食べられる時間に食べる」という考え方も大切です。

「おやつだからダメ」と決めつけない

もちろん、毎日おやつだけで過ごすことはおすすめできません。

しかし、食欲が落ちている時期は、「食べられない。」ことの方が心配になる場合があります。

まずは、食べられるものを無理なく食べること。

そのうえで、少しずつ栄養を補っていくことが大切です。

ご家族だからできることがあります

  • 今日はプリンなら食べられた
  • カステラなら半分食べられた
  • 肉まんなら一つ食べられた

そんな日は、

  • 今日は食べられたね。

と一緒に喜んであげてください。

食べることへの前向きな気持ちは、次の食事につながることがあります。

まとめ

高齢者では、食欲が落ちてしまうことがあります。

そんなときは、「おやつだから良くない。」と決めつけるのではなく、栄養補給の一つとして活用できることもあります。

毎日の食事は、栄養を摂るだけではありません。

「おいしい。」「食べられた。」という喜びも、とても大切です。

ご本人が無理なく食べられるものを取り入れながら、食べる楽しみを大切にしていきましょう。

参考・出典:医療法人静実会 ないとうクリニック 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世氏「お食事・栄養の困りごとを解決!明日から使える、お手軽&安心安全な食事提供のコツ」(2026年受講)

※本記事は、伊藤清世氏のウェビナーで学んだ内容を参考に、介護を始めたご家族向けに再構成しています。持病があり食事制限を受けている方は、自己判断せず、主治医や管理栄養士などの専門職へご相談ください。