車いすは「座り方」が床ずれの予防に
車いすに座っていると、
- ちゃんと座れているから大丈夫。
と思うことがあるかもしれません。
しかし、座り方によっては、同じ場所に体重がかかり続け、床ずれにつながることがあります。
ご家族でも確認できるポイントを知っておくことで、身体への負担を減らせる場合があります。
深く座れているか確認しましょう
車いすでは、お尻をできるだけ座面の奥まで入れて座ることが大切です。
浅く座ると、身体が前へずれやすくなり、お尻や背中に余計な負担がかかることがあります。
座り直したあとも、時間がたつと少しずつ前へずれてしまうことがあるため、ときどき様子を見てみましょう。
足がしっかりフットサポートに乗っている?
足がフットサポート(足を乗せる台)から浮いていたり、逆にフットサポートが高すぎたりすると、お尻などに負担がかかりやすくなり、床ずれにつながることがあります。
左右とも足がしっかり乗っているか、無理のない姿勢になっているか確認してみましょう。
身体が片側に傾いていないか見てみましょう
座っているうちに、身体が左右どちらかへ傾いてしまう方もいます。
同じ方向へ傾いたままだと、片側のお尻に負担が集中してしまいます。
正面から見たときに、身体が大きく傾いていないか確認してみましょう。
長時間同じ姿勢が続いていないかも大切です
車いすで長時間過ごしていると、同じ場所に体重がかかり続けます。
ときどき姿勢を整えたり、介護スタッフと相談しながら座り直したりすることも、身体への負担を減らすことにつながります。
気になるときは専門職へ相談しましょう
- 何度座り直しても前へずれてしまう。
- 身体が傾いてしまう。
そんな場合は、車いすがお身体に合っていない可能性もあります。
ケアマネジャーや理学療法士、作業療法士、福祉用具専門相談員などへ相談すると、車いすやクッションの調整についてアドバイスを受けられることがあります。
まとめ
車いすでは、長時間同じ姿勢が続くと、お尻などに負担がかかりやすくなります。
ご家族が確認したいポイントは、
- お尻を深く座れているか
- 足がフットサポートにしっかり乗っているか
- 身体が左右どちらかへ傾いていないか
の3つです。
毎日のちょっとした確認が、床ずれの予防につながることがあります。
参考・出典:日本褥瘡学会「褥瘡予防・管理ガイドライン(第4版)」、東北福祉大学 健康科学部 リハビリテーション学科 准教授 浮田徳樹氏「褥瘡予防のための福祉用具活用とポジショニング ~臥位と座位のチェックポイント~」(2026年受講)
※本記事は、浮田徳樹氏のウェビナーで学んだ内容を参考に、介護を始めたご家族向けに再構成しています。車いすの調整方法は、お身体の状態によって異なります。気になることがある場合は、医療・介護の専門職へご相談ください。



