気温が急に下がると、身体にはさまざまな負担がかかります。
特に高齢の方は、体温調節機能や筋力が低下していることもあり、寒さの影響を受けやすくなります。
ここでは、寒い時期に気をつけたいポイントを3つご紹介します。
① 身体がこわばりやすくなる
寒い環境では、筋肉が緊張しやすく、身体が動かしにくいと感じることがあります。
高齢になると筋力やバランス能力が低下していることもあるため、寒さで身体が動かしにくいと、立ち上がりや歩行の際にふらつきやすくなることがあります。
暖かい靴下やレッグウォーマー、腹巻などを活用しながら、身体を冷やしすぎないようにすることが大切です。
② 寒い場所では血圧が上がりやすい
寒い場所では、体温を逃がさないように血管が収縮します。
その結果、血圧が上がりやすくなります。
普段から血圧が高めの方や、心臓・血管の病気がある方は、寒い時期の血圧変動に注意が必要です。
③ 急な寒暖差は身体に負担がかかる
暖かい部屋から寒い脱衣所やトイレへ移動したり、寒い脱衣所から熱いお風呂に入ったりすると、血圧が大きく変動することがあります。
こうした急激な温度変化によって身体に負担がかかる状態は、一般に「ヒートショック」と呼ばれます。
高齢の方や、高血圧・心臓病などの持病がある方は、特に注意が必要です。
家庭でできる寒暖差対策
寒い時期は、家の中でも部屋ごとの温度差をできるだけ小さくすることが大切です。
- 脱衣所やトイレを必要に応じて暖める
- 入浴前に脱衣所や浴室を暖めておく
- お湯を熱くしすぎない
- 急に立ち上がらず、ゆっくり動く
- 家の中で極端に寒い場所をつくらない
こうした工夫をすることで、寒暖差による身体への負担を減らすことができます。
寒い季節も安心して過ごせるように、ご本人だけでなく、ご家族と一緒に住まいの環境を見直してみましょう。
※この記事は理学療法士の協力のもと作成しています。



