「水を飲んで」と思うことはありませんか?
介護が始まると、「水を飲んでね。」と声を掛けても、
- 今は大丈夫。
- のどは渇いていない。
と言われることがあります。
ご家族としては、
- 本当に足りているのかな。
と心配になりますよね。
実は、高齢になると若い頃よりも水分不足になりやすいと言われています。
なぜ高齢になると水分不足になりやすいの?
理由はいくつかあります。
例えば、
- のどの渇きを感じにくくなる
- 一度にたくさん飲めなくなる
- トイレが近くなることを心配して飲む量を減らしてしまう
- 食事の量が減り、食事からとれる水分も少なくなる
などです。
ご本人は「大丈夫。」と思っていても、気付かないうちに水分が不足していることがあります。
一度にたくさん飲む必要はありません
「もっと飲んで。」と勧めても、一度にたくさん飲むことは大変です。
大切なのは、少しずつ続けることです。
例えば、
- 朝起きたとき
- 食事のとき
- お薬を飲むとき
- おやつの時間
など、生活の中で自然に飲む習慣を作ると続けやすくなります。
普段の水分補給には何を飲めばいいの?
水
毎日の水分補給の基本です。
飲みやすい温度にすると、飲んでいただきやすいこともあります。
麦茶
麦茶はカフェインを含まないため、毎日の水分補給として飲みやすい飲み物です。
ご家庭でも施設でも、よく利用されています。
緑茶
緑茶も水分補給になります。
ただし、カフェインを含むため、飲み過ぎには気を付けましょう。
普段は水や麦茶を中心に考えると安心です。
スポーツドリンク
たくさん汗をかいたときには、水分と電解質(ナトリウムなど)を補給しやすい飲み物です。
一方で、糖分を多く含むものもあります。
毎日の水分補給というより、汗をたくさんかいたときなどに利用すると安心です。
経口補水液
経口補水液は、脱水が疑われるときや、そのおそれがあるときに利用する飲み物です。
スポーツドリンクとは役割が異なり、毎日の水分補給を目的とした飲み物ではありません。
発熱や下痢、嘔吐などで脱水が心配なときや、医師から勧められた場合などに利用されます。
こんな様子が見られたら注意しましょう
例えば、
- いつもより元気がない
- 食欲がない
- いつもと様子が違う
- 口の中が乾いている
- 唇が乾燥している
- 尿の色が濃い
- 尿の量が少ない
など、普段と違う様子が見られたときは、体調が変化している可能性があります。
気になることがあれば、早めに医療機関へ相談しましょう。
水分制限がある方もいます
心臓や腎臓の病気などで、医師から水分量について指示を受けている方もいらっしゃいます。
その場合は、自己判断で水分を増やすのではなく、主治医の指示に従うことが大切です。
ご家族の声掛けも大切です
「水を飲んで!」と何度も勧めるより、
- 一緒にお茶を飲もうか。
- 少し休憩しよう。
など、自然な声掛けの方が、飲んでいただきやすいこともあります。
毎日の小さな積み重ねが、ご本人の安心につながります。
衣類も快適な夏を過ごすために大切です
夏は汗をかきやすいため、水分補給とあわせて、着替えやすく、汗をかいても快適に過ごせる衣類を準備しておくと安心です。
施設で生活されている方は、洗濯や乾燥機を使用することも多いため、乾燥機対応の衣類も役立ちます。
衣類で迷ったら、せたがや介護へ
せたがや介護では、
- ご本人のお身体の状態
- 施設やご自宅での生活
- 着替えやすさ
- 洗濯や乾燥機の使用状況
などを伺いながら、その方に合った介護衣類をご提案しています。
お気軽にご相談ください。
LINEで気軽に相談するまとめ
高齢になると、のどの渇きを感じにくくなったり、一度にたくさん飲めなくなったりするため、水分不足になりやすくなります。
水分不足になると、
- 熱中症
- 便秘
- 尿路感染症
- 意識がぼんやりする
などにつながることがあります。
普段の水分補給は、水や麦茶を基本にして、少しずつ続けることが大切です。
また、スポーツドリンクや経口補水液は、それぞれ役割が異なります。
体調や状況に応じて上手に使い分けましょう。
そして、
- 今日はあまり飲めていないかな。
- 少し元気がないかな。
という小さな変化に気付いてあげることも、ご家族にできる大切なサポートです。
※本記事は2026年7月時点の一般的な考え方をもとに作成しています。持病や水分制限がある場合は、主治医の指示に従ってください。
参考・出典:厚生労働省「熱中症予防のための情報・資料」、環境省「熱中症予防情報サイト」





